中間テストを終えて!
中間テストが終わりました。昨年は、各中学の日程が同じで、全員の気持ちを高めてテストに臨めたのですが、今年は日程がバラバラで3週に渡り、土日にテスト対策を行いました。このため、平日の授業もテストが終わった中学とテスト直前の生徒を分けて実施しました。
各中学の修学旅行を考慮してテスト日程が組まれるため、日程がばらつくことになりました。この結果、期末テストまでの期間が1カ月もない中学が出てきています。試験範囲が狭まるのはうれしい反面、次のテストに持ち越されるわけですから、次の負担が大きくなります。
6月末に期末テストが実施されるようになった理由の一つは、新学習指導要領に基づいた新しい「観点別評価」が導入されたからです。定期テストの答案用紙の得点欄が①知識・技能、②思考・判断・表現と分けられているのはこのためです。そして、これに③主体的に学習に取り組む態度を合わせた3つの観点で評価されています。評価の方法がそれまでより複雑になったのです。この結果、早めの定期テストが必要になりました。
③の内容で評価されるものは、ノートやワーク等の提出物、授業態度や忘れ物、他人の意見を聞く姿勢などが含まれます。評価に時間がかかるからテスト時期を早める。6月なのに期末テストっておかしくないですか?そして、7月の授業内容は、10月の中間テストの出題範囲になります。かわいそうなのは…生徒たちです。