2025大阪私立高校入試

2025私立高校入試への動き

公立高校の学校訪問と私立高校の学校説明会に参加しています。70校の定員割れを起こした大阪の公立高校入試を受けて、私立高校は様々な対策を立てています。今後も併願生の戻りが見込めないとの判断で、どうして入学者数を増やしていこうか頭を悩ませているのです。

今まで参加した私立高校説明会でお聞きした生徒確保に向けた動きを列挙します。

共学化の波が落ち着いた中ですが、満を持して共学に踏み切るA高校。
門戸を広げて受験生増加を目指すものです。

自校の合格基準を下げるB高校。
受験可能な生徒を増やし、受験生増加を目指すものです。

また逆に、併願生だけの合格基準を上げるC高校。
これは、専願と併願の差を広げることで専願受験生を増やそうとしているのだと思います。   

さらには、特待生制度を変えるⅮ高校。
私立無償化制度ができる前は、特待生の特典は、授業料免除でした。無償化になると、授業料ではなく別に30万給付、50万給付と給付金を出す私立高校が増えました。来年は、この給付金を削り特待生の枠を広げるというのです。

ある私立高校では、合格通知とともに一枚の紙が添付されてきます。「あなたは上位の入試成績でした。特待生の資格があります。併願を専願に切りかえませんか」という内容です。
特待生の枠を増やすことで入学者数を増やそうというのです。

公立高校と違って、私立高校の変わり身は早いです。生徒確保に、いろんな手立てをうってくる私立高校。変革期だからこそ、正しい情報をつかんで、慎重に私立高佼を選んでいただけたらと思っています。