キリスト教と私③

キリスト教そのものに興味を持った訳ではなく、隠れキリシタンの存在に驚き、私の先祖はキリシタンだったのかもしれないと思っただけです。

ですから、青年期を迎えても何もせず、しいて申し上げるなら「沈黙」遠藤周作や「天草の雅歌」辻邦夫などの作品は読みました。

何とはなく、気にはなっていたのでしょう。

その当時の疑問は、家の宗教が何故「曹洞宗」なのかということです。学校では武士が好んだ宗派だと習いました。

なのに天草の、それこそ99%は農民や漁民であったであろう土地で曹洞宗の寺の檀家なのか?

ご先祖様は武士?!…。謎は解けませんでした。