本と先入観!

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乱読、濫読…なんでも読む。
寝床に一冊、車に一冊、カバンに一冊…。

最近読んだ本である。同時期に数冊のストーリーが進行していく。その共通点を考えるのもまた楽しい。

今回の3冊の共通点は、「大阪」である。
「繚乱」は、元大阪府警マル暴刑事の二人が、競売屋の手先となって悪党どもに一泡吹かせるお話。大阪を中心に関西を飛び回る二人。テンポの良い進行に作者の力量を感じた佳作でした。

ところが、柔道四段の主人公の名が「伊達」というのですが、頭の中に「サンドイッチマンの伊達さん」が居ついて最後まで離れませんでした。体格も似ていたからでしょうか。

「プリンセス・トヨトミ」は、まさに大阪の中心である大阪城をめぐるお話です。空堀商店街から大阪城へと続く地下道。400年もの間プリンセスを守り続ける大阪府民。こんなスケールの大きい話を書ける作者に脱帽です。

ところが、映画を先に見ちゃったのです。真剣に見たわけではありませんがテレビでちょいと見たのです。そのお話との違いは大きく、引き込まれたのですが、登場人物が映画を演じた役者さんとかぶってしまい、最後までひきずってしましました。

「ふるさと銀河線」は九作からなる短編集です。
その中の「ムシヤシナイ」という作品が大阪なのです。
JR大阪環状線のT駅で「駅そば」屋を営む老人と東京から逃げてきた孫とのお話が心に残りました。

先入観は、良くも働き、悪しくも働く。映画が原作を上回ることもあれば、あまりの違いにがっかりすることも…。

そういえば、有名な俳優さんが自分のイメージを保つために出演作の厳選はもちろん、町中に出ることもはばかったというお話を聞いたことがあります。

先入観なく素直に本の世界に浸りたいものです。