2026数字で見る公立高校入試②

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前回に続き大阪府公立高校入試に関する数字のお話です。

今回は、毎年発表になる中3生の進路希望調査と実際の入試における志願者の中間発表さらには最終志願者数をならべて比較してみました。

この調査結果は、中学校で行われる進路希望調査を集計して発表されます。毎年、12月、1月、2月の3回、その直前に行われた調査結果が発表になります。

この数字を受験生はとても気にします。どれほどこの調査の数字が信頼できるのか、そして、この事前の数字から実際にどう動くのかを予想できれば、受験生に良いアドバイスができます。初めてこの数字を並べた表を作ってみました。

まず、進路希望調査で希望が高かった緑に塗った高校です。この三校は第3回進路希望調査では、70名以上の不合格者を生み出す数字でしたが、実際の入試では、不合格者は10名以下になりました。

これは、出願希望者の調整が行われたことを表しています。昔から、倍率の偏りを避けるため、中学校の校長会で志願者の調整が行われてきました。「この高校はもうパンパンだから他に回せ、ここはすいているからこの高校をおせ」こんな進路指導の結果、安定した倍率になるのです。

また、この3校以外では、大幅な志願者の増加は見て取れません。
この結果から読み取れるのは、上位3校以外は、落ち着いた入試が行われており、希望調査の数字をあまり気にする必要がないことが分かります。

最後に気になったのが、I 高校グローバル科の定員割れです。10年ほど前はグローバル科の人気は高く、3倍近い倍率が続いていました。それがどんどん下がっていき、何と今年定員割れを起こしたのです。

この背景には、難しくしんどそうな学科を避け、楽な学科に飛びつこうとする受験生の増加があります。他にも、同じ高校にある国際文化科を避けて普通科に流れる生徒が激増していることも同じ理由だと考えています。

その一方で、定員割れを見越して上位の高校に願書を出す生徒も増えています。入学できても、その後の授業についていけるのか心配になります。合格すればそれでよしとする塾もあるでしょうが、その後の3年間を考えて、冷静な判断を促すのも塾だと思います。

この傾向に、再来年から行われる入試改革がどう歯止めをかけてくれるのか、期待せざるをえません。