ENDLESS補習終わる!

もう20年以上、当塾では中3生に夏休み、冬休み(以前は春も)に朝十時から夜の十時半まで続くENDLESS補習を行っています。そう言えばこの補習のことを皆様にお伝えしていないなと思い、今回お話しさせていただきます。

内容は、その場で出された課題を一教科二時間半ぐらいで理解しおぼえる。そしてその内容のテストを最後に実施するものです。なるべく実力差の出ない内容を選ぶようにしています。各教科の点数で偏差値を出し、合計点で順位を出します。数年前は、下のクラスの生徒が二位になりました。

この補習を始めたきっかけは、大手塾に入って経験した「サマースクール」です。参加する前は、三泊四日の勉強合宿で何が変わるのか疑問に思っていました。それが、一日目、二日目と生徒たちの真剣さは増し、三日目の夜は次の朝の「まとめテスト」に向けて勉強したいので、朝5時に起こして欲しいと頼まれたのです。家では、数時間も勉強していないであろう生徒が、長時間の勉強をこなし、さらにもっとやりたいというのです。

この取り組みの良さが分かるとともに、大切なのはその後につなげることだと思いました。

三泊四日のホテルを貸し切っての合宿は、お金がかかりすぎます。これを短期で安くできないか考えて生まれたのが「ENDLESS補習」なのです。

「ENDLESS補習」は、集中力が重要です。決められた時間内に課題を理解し憶えるためには、要領よく時間を使いこなさなければなりません。集中を切らすとテスト結果に数字として表れてきます。今回も最後の一科目まで一位だった生徒が、最後で集中が切れたのか?最後が苦手科目だったのか?一気に点数を下げて三位になりました。

これも「ENDLESS補習」です。集中力を切らさず最後まで続けることの大切さ!苦手科目を持つことがいかに足を引っ張ることになるのか?これを実感して欲しいと思っています。

今年の中3生は、初めてにも関わらず最後まで集中していました。準備するこちらもクタクタになるのですが、すがすがしい疲れが残るENDLESSでした。

次回は、補習を終えた生徒たちの感想を載せたいと思います。