大阪府公立高校入試のゆくえ

本日は、大阪府公立高校の一般入試が行われました。受験生の皆さんお疲れ様でした。

今年の入試は、ビックリすることばかりでした。30年以上、公立高校の入試動向を見守っていますが、これほどの異変は初めてです。

今日実施された大阪公立高校一般入試の志願者数ですが、募集する全日制の高校141校中61校が定員割れになったのです。平均倍率も昨年の1.13倍から今年は1.05倍になりました。

こうなった理由はいくつか考えられます。一つは、今年から実施される私立高校の「完全無償化」です。年収制限が撤廃されることですべての高校生に適用されることになります(段階的に実施され、完全に無償化になるのは再来年からです)。この結果、私立高校の専願率は、31.64%に跳ね上がりました。

このようなことが過去にもありました。平成23年、「無償化制度」が始まった年です。前年の定員割れが7校しかなかったのが、この年は49校で定員割れになりました。私立高校に生徒が流れれば、公立がスカスカになるのは当然なのです。

次に通信制高校を選ぶ生徒の増加です。コロナによる制限化の生活は、子供たちにも大きな影響を与えました。これにより今も不登校を続けている生徒も少なくありません。通学日数の少ない通信制を希望する生徒が増えているのです。

さらには、募集定員が増えたことです。近隣の高校では、7校(ss47~ss62の中堅校)で各40名の増員になりました。

生徒を私立高校に向かうように仕向けながら、募集定員を増やす。何か意図的なものを感じます。来年以降の入試がどうなるのか、とても気になるところです。