雑記㉙
英検終わる!
昨日、第2回の英検を実施いたしました。準会場として毎年実施していますが、今年は、英検が4級と5級の不合格者は、無償で再受験できるチャレンジキャンペーンを実施しており、いつもは1月に行っている検定を、再受験を見越して今回実施しました。
外部生も含めて41名の受験生は初めてで、タイムスケジュールを作りましたが、あたふた忙しい検定になりました。
いつも志願表の表面の住所氏名、生年月日等を記入しマークを塗りつぶすのに時間がかかります。そこで昨年から、記入見本を受験生に配布してスムーズに記入できるようにしています。
これが良かったのか悪かったのか、見本をそのまま書いてしまう生徒がたくさんいてて、その訂正に手間がかかりました。
中学生でも住所が書けない、電話番号を知らないお子様が増えています。スマホをなくしたらどう連絡するのでしょうか?
見直ししている途中で、中2生の生徒が年齢欄に12と記入していることに気づきました。(君は小学生か?!)
心配になり、すべての志願表の年齢欄を確認すると、ビックリ!。中2生で21歳、もう一人また12歳。中1生で11歳。飛び級をしている生徒が続出したのです。
こんな調子で、テストを受けているのかと思うとゾッとしました。
テストの残り10分は見直しの時間、解けていない問題があってもできた問題の見直しをする。こう口酸っぱくいっても見直しをしない!これでは点数は上がりません!
ケアレスミスは、あって当然!それに気づけば、10点は上がります。これができないんですよね。
今一度、塾生に徹底して伝えたいと思います。
英検人気はすさまじく、小1生の受験生もいました。受験意欲の見れないお子様もいました。英検取得は、英語学習の到達度を知る上で、お子様の学習意欲を高めるものだと思います。ですが、無理のない受験級で挑んで欲しいのです。英検の取得ばかりを追い求めても、英語の実力はつきません。
大阪府の公立高校入試で、英検2級取得者に入試の80%の得点が保証されるようになって早や7年が過ぎました。この制度により英検人気に拍車がかかりました。
また、大学入試においても、英語の資格やスコアを入試得点に読替える大学が増えています。
でもこれっておかしいことですよね。入試で「話す(スピーキング)」技能を知るには、その実施が困難で費用がかかるから、いくつかの検定や資格試験の結果で代用しよういう安直な発想によるものです。
いくつかの試験の結果をどう公平にあつかうのかも、はなはだ疑問が残ります。
これに振り回されている受験生が可哀そうでなりません。