雑記②
コロナ世代!
数年後、この新型コロナ感染症が終息する日がやってきます。その時からしばらくは「コロナ世代」という言葉がもてはやされることでしょう。
今、「ゆとり世代だから云々」と囁かれているように…。
以前にも書きましたが、我々大人はまだしも子供達にとって本当に可哀そうな期間が続いています。
学校のイベントが無くなって、学校へ行く楽しみが半減しているのです。この時期にしか体験できないことを無くしたことは、思い出だけでなく実際に見聞きして学習する機会を失ったことになります。職場体験などもその一つです。数日の経験で仕事の本質を知ることは無理ですが、将来の仕事に目を向ける良い機会だと思っています。
修学旅行は、行き先が変ったのもつかの間、中止になりました。前日まで宿泊先の部屋割りやらバスの座席を決めていたのに、次の日に中止が決まったことを言葉少なに教えてくれた生徒がいました。
担当の先生は泣いていたそうです。行き先が変り、一から旅行プランを練り直し、宿泊先との打ち合わせを通してコロナ対策に万全な計画を立てていた先生です。中止になりそれまでの苦労は何一つ報われないのですから、肩を落とす気持ちはよく分かります。
ある生徒がこんなことをいっていました。「昨年の休校の時はラッキーと思ったけど、最近は、こんちくしょうって感じになった」と…。
大人も同様ですが、この時期にしかできない貴重な経験を奪ったコロナは、感染への恐怖ではなく「こんちくしょう」では済まされないものを子供たちに残していくのではないのかと心配しています。