大阪府教育委員会に物申す!⑤

今回は、塾生のことをお話しします。

今春の公立入試で当塾のA君は英語資格を活用して受験しました。

昨年の第一回の英検で三級に合格し、そのスコアが良かったので秋の第二回は、準二級をとばして二級を受験しました。

結果は不合格だったのですが、一次試験の合格点1520点に約90点足りなかったことが分かったのです。

あと少し!第三回(今年1月)で合格できれば入試に間に合う!そう考え、従来型とCBT、SCBTの併用受験をすることになりました。

以前は、年3回しか受検できませんでしたが、コンピュータに解答を打ち込むCBTテストが始まり第3回の期間中に3回チャレンジできます。このテストは一日で4技能の試験があるので二次試験がなく、合否が早く分かります。

A君は、塾の授業のない日に来てパソコンと向き合う日々が始まりました。まずはタイピングソフトを使っての指使いの練習から始めました。英語の講師が一緒に問題を解いて競いあっていました。

結果は、CBT、SCBTテスト合格!当塾で行った従来型の一次試験も合格しました。

彼の成績は優秀でした。4回受験した五木模試は、ずっと偏差値70台をゆっくりキープしていました。

自塾の自慢ではありません。英検2級は、このレベルの生徒なら、合格できるということです。

このA君がM高校を受験しました。もちろん合格しましたが、入試の得点は60点でした。(英検二級をもっていたので72点に読替えられましたが)

やっぱりC問題は難しいのですね!彼をしても60点しか取れないテストなのです。そこで思ったのは、偏差値65前後の生徒が英検二級をとると、うんとトップ高合格に近づけるということです。

英検は、単語をおぼえ、過去問を繰り返しやることで合格できます。もちろんある程度の実力は必要です。私がいいたいのは、英語力をつけるのではなく、英検力をつければ合格できるのです。

そうやって何回も受験し英検2級を取得する生徒がいる一方で、そのしわ寄せを受けて不合格になる生徒が出ているのでしょうね。

これが今の大阪府公立入高校入試の現状だと思います。皆さんはどうお考えになりますか?

今年の英語資格活用者の状況が、7月には発表になります。どんな推移をしているのでしょうか?